サタデースクール:2018年1月20日 ★トーゴ★
2018年 01月 21日
明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2018年最初のサタデースクール、
国はトーゴ、先生はジュルス・カンコエさんです。
突然ですが、みなさん、トーゴにイメージをお持ちでしょうか?
カンコエさんの、こんな質問で授業は始まりました。
「えー知らないー」
「東郷(トウゴウ)公園???」
・・・なんて、生徒さんからは自由すぎる答えが飛び出しました。
トーゴは、日本から1万3000kmも離れたアフリカにある国。
チョコレートの原料となるカカオや綿花の生産などが盛んです。
でも、確かにスタッフもトーゴに詳しいかというと自信がありません…。
これまであまり機会がなかったかもしれませんが、
一緒に、少しずつ、トーゴについて学んでいきましょう。
またまたカンコエさんから質問をもらいました。
「犬の鳴き声は?」
日本では答えは、
「ワン!」
・・・ですよね。
でもトーゴでは違って、
「ウォ・ウォ・ウォ」
これは、日本とトーゴで犬種が全然違うのではなくて、
聞こえ方や表現方法が違う、つまり、文化が違うということ。
そのほかにも、
トーゴには小学校から留年や飛び級があること、
学校に給食がないこと、電車がないこと・・・
トーゴと日本にはいろいろな違いがありました。
「良い悪いは別にして、ただ、『違う』というだけなんです」
カンコエさんはそう教えてくれました。
国同士の違いは大きな単位ですが、
友達や家族と自分の考えの違いなんて、よくあることですよね。
違うことは、良い悪いではなく、ただ違うというだけ。
お互いの違いを認め合って、尊重し合っていけると理想的ですね。
ちょっと壮大な話になってしまいました。
さあ、授業に戻ります。
カンコエさんは、トーゴの洋服や楽器をたくさん持ってきてくれました。
鮮やかな洋服たちも、陽気な音を奏でる楽器たちも、
トーゴのお国柄が現れているようですね。
楽器は、実際に手に取って音を鳴らす体験をさせてもらいました。
ポコポコポン〜
カン、カン、カン〜
教室が、トーゴの明るい雰囲気に包まれましたよ!
さて、おやつの時間。
今日は、カンコエさん御用達のトーゴ料理レストランが作ってくれた、
「トーゴ風チキン」です。
スパイスをたっぷり使ったやわらかい焼き鳥、といったかんじで、
そのままでももちろん、白いご飯にも合いそうなやみつきになるおいしさ。
おかわりを求める生徒さんの列も印象的でした。
さてもうひとつ、カンコエさんの言葉が印象的でした。
「遠く離れた小さな国について知ることは、
すぐには役に立たないかもしれないです。
でも、2020年には東京でオリンピックもあり、
世界中からいろんな国の人がやってきますし、
また、もっと大人になったときに、
いつかどこかで役に立つはずです」
そう言われてみると、どんな勉強もそうですよね。
サタデースクールも微力ながら、
世界の国に関して学ぶお手伝いをさせていただければと、
改めて思えた言葉でした。
カンコエさん、ありがとうございました!
by fchiyoda | 2018-01-21 01:30